ミホノブルボン大往生。 28歳老衰で天国へ

つい先ほど飛び込んできたニュース。
92年の二冠馬、ミホノブルボンが老衰のため天国へ旅立った。
ミホノブルボンは自分がまだ競馬を始めてない頃に活躍。
前年のトウカイテイオーに続き、皐月賞、日本ダービーを、当時導入されたばかりの栗東坂路コースで戸山為夫調教師の下、徹底的に鍛え上げられた圧倒的なスピードとパワーを武器に無敗で制した名馬。
デビュー戦は出遅れながら中京1000メートルのコースレコードで完勝、2戦目の条件戦も圧勝で飾った。
3歳(当時の表記)チャンピオン決定戦の朝日杯3歳ステークスでは掛かりながら2番手追走、最後はヤマニンミラクルにハナ差まで詰め寄られるが何とか凌ぎきりGI制覇。
翌年は距離不安説が囁かれる中、皐月賞トライアルスプリングステークスに出走。
ライスシャワー、サクラバクシンオーといった後の名馬とも顔を合わせた一戦を7馬身差の圧勝。
堂々と皐月賞へ駒を進めることになった。
皐月賞もナリタタイセイに2馬身半の差をつけて完勝、トウカイテイオーに続く2年連続の無敗の二冠馬誕生へ期待が高まった。
そして迎えた日本ダービー。
フジテレビ堺アナウンサーの実況は今でも脳裏に焼き付いている。
「おそらく勝てるだろう、おそらく勝てるだろう!ブルボン、もう大丈夫だぞ!2400、3馬身から4馬身、5馬身リードで逃げ切った!6戦6勝!」
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この後、秋はシンボリルドルフ以来の無敗の3冠馬に挑戦することとなる。
秋初戦は京都新聞杯。ダービー2着、セントライト記念2着と距離を伸ばして本格化してきたライスシャワーに影を踏ませず逃げ切り勝ち。
杉本清アナウンサーの実況、
「三冠へ向かって視界良し」は名ゼリフ。
後に杉本清アナウンサーの実況集の書籍のタイトルにもなっている。
三冠最終戦の菊花賞へ向けて期待は高まるばかり。
いよいよ菊花賞、スタート直後からミホノブルボン包囲網が仕掛けられる。
前走京都新聞杯では得意の形に持ち込めず惨敗したキョウエイボーガンが今度はハナを主張する。
朝日杯以来の番手の競馬にミホノブルボンは道中やや折り合いを欠く。
そして迎えた2周目の第4コーナー、早々脱落したキョウエイボーガンを交わしてミホノブルボンが先頭に躍り出る。
直線を向いてリードは2馬身。
直後に外からライスシャワーが迫る!内からはマチカネタンホイザ。
そしてライスシャワーについに捕まり、さらにはマチカネタンホイザにも交わされ万事休す。
しかしブルボンは驚異の粘りを発揮し、マチカネタンホイザを差し返し2着で入線。
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破れはしたが負けて強し。逃げ馬の宿命でマークされる立場になり、得意の形に持ち込むことができなかったとはいえ、ライスシャワーを褒めるしかない。
ジャパンカップへ向けて調整中に故障、以後も故障に悩まされ、あの稀代の逃げ脚を披露することなくターフを去ることとなった。
種牡馬としては結果を出せなかったが、現役時代の圧倒的なパフォーマンスは今後も語り継がれるだろう。
また戸山為夫調教師、小島貞博騎手との師弟ドラマも有名な話。
デビューから引退まで、戸山厩舎所属の小島貞博騎手を一貫して登用し続けた。
戸山調教師は病で、小島貞博騎手は残念ながら自ら命を絶ってしまっている。
天国でまた再会しているだろうか。
ミホノブルボンよ、安らかに。

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