競走馬のふるさと 土佐黒潮牧場へ。 エイシンガイモンの里親になった話。

 

『土佐黒潮牧場』を知ることになったキッカケ

 

競馬観戦をしていると、やっぱり気になる『競走馬のその後』。

引退して幸せに余生を過ごせる馬って一体どれくらいいるんだろうか?ってしばしば考えてしまいます。

知らないほうがいいんだろうなとは思うんです。

競走馬として生まれ、たくさんの人に支えられて過酷な競馬の世界を生き、そして訪れる引退のとき。

ある馬は種牡馬や繁殖牝馬として第二の人生ならぬ馬生を歩み、ある馬は競技馬になり、ある馬はホースセラピーを目的とした乗馬になり。

しかし残念ながらほとんどの馬は、誰にも知られることなく、はかない命に終止符を打たれてしまいます。

そんな競走馬たちを少しでも救いたい、また、幸いにも第二の馬生を過ごせている馬たちにもより良い環境でいきいきと輝いてほしい。

私はそう思っています。

でも個人でできることって残念ながら限られています。小動物のように気軽に飼育できるわけではありません。

じゃあどうすれば少しでも力になれるのか?その答えがこの土佐黒潮牧場にありました。

『土佐黒潮牧場』 黒潮友馬会を応援しませんか?

2017.08.02

 

『土佐黒潮牧場』にいるエイシンガイモン号を訪ねて。

 

高知県に土佐黒潮牧場があることをインターネットで知り、衝動的に訪問したくなりました。

どうやらナムラコクオーをはじめ、オースミダイドウ、マンハッタンスカイ、ヘッドライナーといった重賞戦線を沸かした馬、さらにはGI川崎記念を制したフィールドルージュまでも繋養されているようです。

そんな名馬たちの中で、どうしても会いに行きたい馬がいました。

エイシンガイモンです。

エイシンガイモンは95年の朝日杯3歳ステークス(当時)2着馬。勝ち馬はバブルガムフェローでした。

競馬を始めてから初めて見る2歳チャンピオン決定戦。岡部幸雄騎手が操るバブルガムフェロー、武豊騎手のエイシンガイモン。

レースは完全に一騎打ち。先に抜け出したエイシンガイモンをバブルガムフェローがあっさりかわして1着。バブルガムフェローの活躍は周知のとおり。

エイシンガイモンも古馬になってからもGIII関屋記念連覇、GIIIセントウルステークスと3つの重賞を制覇しています。

やっぱり競馬を見始めたころの馬って印象に残りやすいもので、(小~中学生だったので記憶力も良かった・・・)このエイシンガイモンもそんな1頭です。

GIを勝ったわけでもなく、生で観戦したことがあるわけでもない。

でも不思議と印象に残る馬でした。

そんなエイシンガイモンが高知県にいる!ぜひ会いに行きたいと思ったわけです。

 

エイシンガイモンとご対面

 

猛暑の中の高知遠征。こんな暑いのに見学させてもらえるんだろうか、とちょっと不安になり牧場に電話をかけてみる。

tom`s:「あのー、初めてなんですが見学ってできますか??」

牧場スタッフさん:「夏場なので11時までなら大丈夫です。」

その日はもう11時に牧場に辿り着くことが不可能だったので、翌日あらためることに。

 

そして迎えた当日。ついに土佐黒潮牧場にやってきました。

競走馬のふるさと 土佐黒潮牧場

 

 

 

 

 

 

太平洋に面したとてものどかな牧場です。海のすぐそばに牧場があることに少し驚きました。(牧場は山にあるものと思い込み・・・)

海沿いなのでフナムシやカニといった海洋生物たちが牧場の敷地内に生息しています(これまたびっくり。)

出迎えてくれたのは放牧中のナムラコクオーでした。現役時代は故障明けのダート戦線での活躍を知るのみ。打倒ナリブーの頃はまだ競馬を始める前だったのです。

ナムラコクオーといえば黄色のメンコのイメージがあったのでスッピンのコクオーには気付かず、スタッフさんに教えてもらいました。

放牧中のナムラコクオー。

そして馬房のある厩舎へ・・・

いたいた、エイシンガイモン!鼻につけた馬具に「GAIMON」の文字があったのですぐに発見できました。

かなり警戒心が強そうで耳を絞ってこっちを睨んでいるような・・・

かなり警戒心の強そうなエイシンガイモンくん。

 

昼も近づく猛暑の中、限られた時間なので一旦ガイモンくんとはお別れ。

他の繋養馬たちも見学させてもらいました。

まず目に飛び込んだのは顔の流星が特徴的なアドマイヤスバル。現役時代はちょうど競馬から少し離れていた時期でもあり、あらためて競走成績をチェックすると・・・超堅実派!しかもダートGIでもたびたび上位入線、GIII白山大賞典を制しています。とてものんびりした雰囲気のスバルくんでした。

アドマイヤスバル号。綺麗な青鹿毛。

 続いてはフィールドルージュ&ヘッドライナー。この2頭、現役時代も西園厩舎の同僚だったそうで。しかもお隣どうしだったらしく!(見学に来られていた方が教えてくださいました。)
とても縁が強いようです(^^♪
しかも顔が似ていて見分けがつかない・・・

快速馬ヘッドライナー号。

黒潮でもお隣さんのフィールドルージュ号。

 

『レパード厩舎』のこと

 

お次は『レパード厩舎』に移動(といっても10歩くらい。)

レパード厩舎のオースミダイドウ号。

『レパード』とはオースミレパード号のことです。

オースミレパードは3冠馬ナリタブライアンと同期で同馬主。ダートを中心に走り続け、晩年は中央競馬から高知競馬へ移籍。

16歳まで走り通算222戦。サラブレッドの最高齢勝利の記録を持っています(なんと16歳5ヶ月!!)

詳しくはここでは書きませんが、下記の土佐黒潮牧場の当時のブログをご覧いただければ、お察しいただけるかと思います。

 

土佐黒潮牧場 「牧場日記」 『また雨・・・』

土佐黒潮牧場 「牧場日記」 『訃報』

 

本当によく頑張って、頑張りすぎた故に・・・でもたくさんの愛情に包まれた土佐黒潮牧場での生活は幸せだったと思います。

そんなレパード号がかつて在厩していたレパード厩舎にはオースミダイドウはじめゴールデンメイン、ナムラコクオーなどが暮らしています。

放牧から帰ってきたナムラコクオー。眠そう・・・

そしてレパード厩舎の前には、土佐黒潮牧場で最期を迎えた競走馬たちのお墓があります。

皐月賞3着チタニックオー(トウカイテイオー産駒)、日経賞勝ちインターライナー、朝日杯2着レジェンドハンターなど。

ここに眠る馬たちの余生はとても幸せだったはず。

 

時代を賑わした馬たちがここに眠っています。オースミレパード号も。

 

たくさんの名馬たちのご冥福を祈りながら・・・

 

そしてエイシンガイモンの里親に。

 

メイン厩舎へ戻りマンハッタンスカイをパシャリ。すると、ひとりの男性が。

のんびり屋のマンハッタンスカイ号

この方、マンハッタンスカイの里親とのことで色々と競馬について、懐かしい話で盛り上がりました。さきほどのヘッドライナー&フィールドルージュの裏話もこの方に教えてもらいました!

里親制度があることを知り、場長さんを紹介していただきました。

 

そしてエイシンガイモンの里親になることを決意!

里親制度は1口5,000円/月額で里親の権利を得られます。

馬の飼育には多額の維持費がかかるため、少しでも分担して支え合って1頭の馬をサポートする仕組みになっています。

小遣い制のサラリーマンにとって決して小さくない出費ですが、それ以上にかけがえのないものを得られました。

普段接することのないサラブレッド。しかも現役時代の活躍を知る馬。そして幸せと愛情に溢れているこの牧場との出会い。

 

里親になって、より一層ガイモンくんへの愛着が沸いてきてしまい、またまた厩舎へ。

「噛みます!!」の注意書き・・・さっきは気付かなかった笑

 

スタッフさんによると普段は手のかからない馬らしいですが、縄張り意識が強いらしく馬房に近づくと威嚇されます笑

ベテランスタッフさんも馬房に入ると噛まれるらしいです。

そんな個性派ガイモンくん、ちょくちょく会いに行くよ!!

 


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ABOUTこの記事をかいた人

84年生まれ、競馬歴22年のサラリーマン。サイレンススズカのデビュー戦に衝撃を受けすっかり虜に。最期の天皇賞の単勝馬券は大事に取ってます。馬券の買い方は三連系が中心。複勝圏に来そうな馬に◎を打つスタイル。年間プラス収支を目指し、今日もアレコレと馬のことを考えてます。 ≪twitter≫@toms_urara toms_urara